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3枚簡易コマユニットで遊ぼう(2012年10月12日)   






 

 3枚コマユニットの最後の部分を変形したら、子どもも上手くてきるようになりました。

3枚簡易コマユニットの作り方

 ☆3枚コマユニットは6年前の2006年に子ども達が青山小学校の先生から教えてもらってきたものを私が教えてもらったものです。ダイソーで見つけた簡易なやり方をちょっと工夫をして、面白いものにしてみました。
 私はいつも折り紙を教えるのではなくて、折り紙の折り方を教えることが大切と主張しています。折り紙生活一週間で書いたのですが、簡易3枚コマユニットだと座布団折りの基本を教えることができるのでよい教材になると思います。
 なお、新作創作折り紙をいくつか作りましたので、下記も参照いただければと思います。
☆CWW倒立折り紙
☆創作折り紙『鯛車』


     
@折紙を縦半分に折る  A一回開いて横に折る Bまた開いてから斜めに折る

     
Cまた開いて斜めに折る D座布団折りに真ん中に折る E座布団折りが完成

     
F3枚とも同じように座布団折えい Gさらに座布団折りにする Hできあがり図
  
     
I3回目の座布団折り  J小さくなりました    Kひっくり返します

  
Lへこますととコマの芯が完成 
      

      
@2枚目をひっくり返して座布団折り Aしっかり折ります B座布団折り完成

     
Cひっくり返します   D3回目の座布団折り  E3回目の座布団折り完成

   
Fひっくり返して広げます G1枚目の芯を差し込みます。


 3枚枚目が今までのコマユニットとの違いです。今までの☆3枚コマユニットはここから船の形にして勲章を作って差し込んでいました。これが小学校低学年には難しい。そこで普通の座布団折りにしてやる方法をダイソーの折り紙から見つけました。でも子ども達がもっと喜ぶように私なりに変形しています。
 この3枚簡易コマユニットはダイソーの大型折り紙(=25センチ×25センチ25色25枚入り105円)の裏で紹介してありました。これは簡単でよいと思いました。頭で覚えるのではなく、手で覚えるためにあれこれ100は折ったと思います。百も折っていると私の頭は飽きないのですが、手が飽きてきて、勝手に叛乱をします。そして原型ではないものを作ろうとします。それが変化です。

    
@2回目の座布団折りをします。       A中を外側に開きます。ダイソーのものでは、この部分が外に飛び出さないで、外側の正方形のギリギリのことろになっていました。すると作ったときに、単純な形になるので、角が外側の正方形に出るようにしました。これが私の工夫です。これでずいぶんとかっこよくなりました。子どもってこういうのが好きです。それに△部分が飛び出すことで、まわした時に重心が安定してよく回るようです。

   
B1枚目と2枚目を組み合わせたもの    C3枚目にのせます。

   
D2枚目で上に折りあげていたものを下に下ろします。 Dまわしてみると素敵でしょ。

 昨日(2012年10月11日)に日本福祉医療専門学校の授業でやってみました。この折り紙は39人中1人も知っている人がいませんでした。上手く伝えることができて嬉しかった。教えているプロセスで当然のことですが、自分なりの工夫をして、3枚目の正方形の角部分を上に折りあげる学生がいました。こういうことはとても素晴らしいことです。物事は個別性・主観性・宇宙性です。それぞれの個性が上手く引き出せることが大切です。
 子ども達に教えていくプロセスは実は相互作用的なものです。教えている人が教えられているのです。この相互作用性を大切にしないと子どもはついてきません。
 なおダイソーの大型折り紙は使えるので紹介です。コマの様子も写真に撮りました。
           

 おまけの話
           
 一般的な子どもの発想からすると、上の写真のように角を折りあげるものです。こんなものがきっと出来ると予想しておいて、作った子どもがいたら『すごいじゃん。誰が考えたの?面白いね?』と声かけをしてみましょう。すると子ども達は自尊心を高め、様々なチャレンジをするものです。このチャレンジこそが大切です。こうなるとわかっていても我慢してあえて教えないことも大切なのです。すると子どもが発見するのです。
 教える側からみるとある時、自分の発想以上のものを子どもが作ることもあります。これはもう儲けそのものです。その子どものオリジナリティーを尊重して、名前を折り紙につけてやるのも手です。こんな風にして、いろいろなチャレンジをしたいと私は考えています。
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