tomoyanの活動を考える

★ホーム    ☆おはよう(折り紙)2012年6月7日(6月17日修正)   ★おはよう2 ★おはよう3





 
 折り紙を子ども達と作っていると、子どもがなかなか上手くできないことがある。○○ちゃんおきなさいの場合も、下の三角を組み合わせるのが上手くいかないことが多い。
 6月1日に新潟市のひまわりクラブで○○ちゃんおきなさいをやってみたら、やっぱり三角部分の組み合わせに苦労した。
 そこで家に帰ってから、小学生でも簡単に作ることができるように工夫した。みんなに紹介したいのでホームページにアップデートすることにした。
 考えてみると、むっくらの変形からスタンドアップそして○○ちゃんおきなさいに発展した。このプロセスで新潟県の研修会で三角部分の組み合わせを提案してくれた方がいた。こうしてどんどんバージョンアップしていった。
 6月1日に考え、6月2日にはじめ寿司で2歳くらいの子どもに上げたら、「おはよう」と遊んでくれたので、おはようと名づけることにした。
 まず折り紙を△にしっかり折ります。ここを丁寧にやるように子ども達に伝えましょう。
 はやく折り終わった子どもには、アイロンをかけたり、折り方を頭の中で練習させましょう。この間に、上手く折れない子どものケースワークをすることが大切です。
 開いて、中心線に合わせて△斜め合わせ折りをします。折り紙の折り方に名前をつけておくと、子どものイメージが定着化して、上手く折れるようになります。
 はやく折れる子どもにはイメージトレーニングだけではなくて、仲間のお手伝いをやってあげるように声かけをすると、ケースワークとグループワークを一緒にすることができます。
 下の部分を△に折りあげます。
 ここまでをとにかくしっかり折れるようにやらせましょう。上手くできない子どもにはさりげないサポートが必要です。でも1対1でいつもサポートしないようにすることが大切です。
 下の△部分を一回戻して、半分に折ります。しっかりとアイロンをかけましょう。
 これが今までとは違う点です。下の△を台形にすることで、重心が移動し、元気に起きるようになります。
 これを△斜め合わせ折りの下にもってきます。
 下にもっていくことで、最後の組み合わせが楽になります・
 このアイディアは5年ほど前の新潟県児童健全育成指導者研修会が白根の学習館で開かれた時に、受講生が提案してくれたものです。
 △斜め合わせ折りの部分を一回開いて、半分に二重折りをします。
 これが今回のもう一つの改良です。この改良によって、最後に組み合わせるのが、小学校2年生くらいなら出来るようになりました。
 じつは私はとても不器用な人間です。それで私が自分で簡単に出来る程度の折り紙を普及させようと考えています。その基本が動く・簡単・面白いの考え方の折り紙です。
 上の写真のように折った後に、もう一回真ん中に折ってあげると左の写真のようになります。
 一般的な折り紙は15センチ×15センチの薄いものが多いものです。下の△も両端の斜め△も二重になることで丈夫で組み合わせが楽になります。
 
 折り紙は紙質や紙の厚さ・紙の大きさで折り方を変えることもあります。紙が厚い場合は斜め△を二重折りにしないでそのままでも良いこともあります。
 下の部分を△斜め合わせ折りにします。二重になっているだけ硬いのでしっかりと折ります。また、左右が対象になるように上手く折りましょう。
 下の△斜め合わせ折りをした頂点部分まで下に折り返します。
 段折りの要領で上に折り返します。概ね4分の1くらいかな。
 何回かやってみると、折り返しのコツがわかってきます。折り紙をやる時は頭で覚えるのではなくて、手に覚えさせることが必要です。これが身体で覚えるとの意味です。1回折って、わかったつもりというのが一番良くないと感じています。
 これを半分にします。ずっと左右対称に作ってきたのですから、上手く半分にならない場合は、折り直しをすることが必要となります。
 最後の一歩手前がとても説明が難しい。私は引き出し折りと言って子ども達に教えているのですが、とがった部分を引っ張って、左の部分だけだ斜めに引き出すように引っ張り出します。
 これはやはりやりながら覚えるしかないのでしょう。普通に鶴を折って、最後に同じように引き出し折りをしてやると羽ばたく鶴になるのですが、これもなかなか上手くできないことが多い。教え方の研究をしなければと考えている。
 でも出来た人が出来ない人に教えあうとのグループワークの手法を上手く使うことも大切である。このためには講師対受講生の対面滝関係から何グループかを作っておくのが良いと思う。
 6月17日に修正した部分はここです。同じように作ってもなかなか起き上がってこないものが多いのです。これが何でかというのが私の10日間の取り組みでした。
 結果からいうと少しスリムになるように下の部分を細くしごいてあげることでした。このことで微妙なずれが生じます。このずれが実は動く力になるのです。地震も断層に沿って動くように、微妙なずれは折り紙を動かすことに必要なことがわかりました。
 200枚300枚と折り紙を折ってわかったことです。
 くちばしの部分を中割り折りでも良いし、外割り折りにしてもよい。中割りにすれば可愛いし、外割りにすれば顔が大きくなる。
 ここら辺は自由である。
 ひっくり返して、下の△を上手く入れましょう。
 △斜め合わせ折りの部分を一回開いて、半分に二重折りにしたことで、△に上手く入ることが出来るようになりました。
最後までしっかり入れます。すると互いの摩擦でもう離れなくなります。
 これを寝せてやれば、出来上がりです。普通は後ろを押して起こすのですが、頭を叩くとその反動で起き上がるというのが、この『おはよう』のみそですね。

 児童の健全育成も老人福祉も一緒ですが、下手なサポートは逆に機能後退になることもあります。ちょっと頭を叩いてやるくらいの刺激が必要なこともあるのです。
寝ているのを頭を軽く抑えて離してあげます。すると元気欲起きてきます。
 元気に「おはよう」と自らの力で起きてきた様子です。
 折り紙自体の持っている位置エネルギーが作用反作用の力で起き上がることになります。
 子どもの健全育成の基本がここにあるのではないかと感じています。
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