tomoyanの活動を考える

★ホーム    ☆おはよう2(折り紙)2012年6月9日おはよう1  ★おはよう3





 
 おはようを作るのに指と手に覚えこませるのに100くらい作った。するとだんだんと指や手が飽きてきて、別のものを作りたくなってきた。この場合に私の思考と手や指は分離されていて、勝手に指や手が動き始めるのです。
 クリエーティブなことは頭で考えるのではなくて、手や足や指や手が作っていくものであるように感じます。絵画でも音楽でもある意味では手足の微妙な動きを無意識でコントロールできないと創造性は出てこないのではないかと思います。
 マルクスが一定の量をこなしていくと質的な展開をするといっています。これが弁証法の考え方です。いくらノウハウだけを頭で覚えても身体が覚えなければ、質的な発展はありえないのではないかと参勤感じています。
 下記の折り方の@〜Dまではおはよう1と
一緒です。
@まず折り紙を△にしっかり折ります。ここを丁寧にやるように子ども達に伝えましょう。
 はやく折り終わった子どもには、アイロンをかけたり、折り方を頭の中で練習させましょう。この間に、上手く折れない子どものケースワークをすることが大切です。
A開いて、中心線に合わせて△斜め合わせ折りをします。折り紙の折り方に名前をつけておくと、子どものイメージが定着化して、上手く折れるようになります。
 はやく折れる子どもにはイメージトレーニングだけではなくて、仲間のお手伝いをやってあげるように声かけをすると、ケースワークとグループワークを一緒にすることができます。
B下の部分を△に折りあげます。
 ここまでをとにかくしっかり折れるようにやらせましょう。上手くできない子どもにはさりげないサポートが必要です。でも1対1でいつもサポートしないようにすることが大切です。
C下の△部分を一回戻して、半分に折ります。しっかりとアイロンをかけましょう。
 これが今までとは違う点です。下の△を台形にすることで、重心が移動し、元気に起きるようになります。
Dこれを△斜め合わせ折りの下にもってきます。
 下にもっていくことで、最後の組み合わせが楽になります・
 このアイディアは5年ほど前の新潟県児童健全育成指導者研修会が白根の学習館で開かれた時に、受講生が提案してくれたものです。
Eここまでがおはよう1と一緒です。ここから少し違ったものへ変容させてみました。
 これも私の思考というよりは私の手と指がやり始めたことです。どうもこんな感じで身体は心とは無関係に動き始めるのです。反対の発想で、身体を上手く動かせば、心もコントロールできるのかもしれません。イライラしたら深呼吸する。眠れなかったら、眠ろうとしないで手足のグーパーをしていると、次第に手足が暖かくなって眠れるようになっていきます。
F角の△合わせ折りをします。このときに出来るだけアイロンをしっかりかけて、左右がきちんと対象になるようにやりましょう。最初のちょっとしたずれが後で大きなずれになるのです。
 おはよう2は5回ほど折り重ねることになります。2のずれは2×2×2×2×2=32のずれになるのです。子ども達に折り紙を教える時に一回開いて折り、また開いて折るというように重ね折りでなくて出来る場合は出来るだけ一重折りで折らせるようにするのはこの理屈からです。
Gこれを右の写真のように一回開きます。これがおはよう2の特徴です。
 写真とは面白いものですね。25センチ×25センチで25枚入っているダイソーの折り紙で折っています。見た目の色は右の写真の赤色なのですが、光の加減でピンクに写っています。
 まったく同じ折り紙ですのにね。
H上の写真から左の写真のように折りあげます。
 一回り小さな正方形になります。
I次に上の部分を△斜め合わせ折りにします。これは一回折ったある折れ線の通りに折るだけなのでそれほど難しくありません。
J下の△の部分を折って、△斜め合わせ折りにした部分の下に入れます。紙が硬くなってきているので、強く折りましょう。
Kさらに下の角部分をを△斜め合わせ折りにします。ここは少し低学年には無理かもしれないので、サポートが必要かもしれません。でも最初にずれが少なければ、左右対称に折れるはずです。
Lこれを半分に折ります。紙の厚さで戻ってしまうので、指で押さえて写真を撮りました。
M下の△部分を入れ込みます。右の△を左に入れても良いし、左の△を右に入れても同じです。
Nきちんと入るようにしましょう。これがきちんと入らないと上手くいかないよ。
O入れ終わったら、上にして、少し右の写真のようにしごいて、細くしてあげます。すると置いた時に微妙に角度が出来ます。この角度が起き上がらせるコツです。
Pこのように置きます。
Qそっと頭を叩いてあげると起き上がります。
Rおはよう2の出来上がりです。
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